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特集”パソコン選びの初歩の初歩” Vol.001
2006/08/30 |
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Intel® Core™2 Duoプロセッサのお話
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パソコンをこれから買おうという初心者に
役立つ特集記事になれば幸いです。
Core2Duoまでの大雑把な話
パソコンの性能を決めるパーツで、
最も重要なのがCPU(シーピーユー)です。
日本語で言えば「中央演算装置」といったところですが、
ハードディスクやCD/DVD-Romに記憶されたプログラムやデータを呼び出して
計算したり、処理したり、制御したりして
結果を記憶領域に返すメインのパーツです。
「計算が早いパソコンが性能がいいパソコン」
ということで、
そのスピードを速めることがパソコンの進歩だったわけですね。
CPUのスピードを早くする、
ということがこれまでのメイン課題で、
Intel(インテル)というメーカーがずっとDOS/V機のCPUシェアを
ほとんど独占している状態で
次々に早いCPUを発売してきました。
Pentiumプロセッサに始まって
Pentium2プロセッサ
Pentium3プロセッサ
Pentium4プロセッサ
まで10年かけてCPUのスピードアップが図られてきました。
私が1997年に最初に買ったノートパソコンはWindows95で
CPUはIntel Pentiumプロセッサ133MHzという代物です。
2003年に新調したデスクトップがWindowsXPProで
CPUはIntel Pentium4プロセッサ2.53GHzです。
133MHz→2530MHz
ですからスピードは20倍近く早くなっている。
ところがこのところ数年「----GHz」という数字が
あまり大きくなっていません。
CPUのスピードアップというのも
そろそろ限界に来ているようなのです。
これ以上CPUの演算スピードをあげることができにくくなっている
ということなのでしょう。
私が思うに、多分ですけど、
熱の問題でしょう。
私のマシンでさえとんでもなく熱くなりますからね。
それでもなんとか性能アップができないものかということで、
「総合的に早めてゆく」という方向に
ここ数年努力を傾注してきたように思います。
CPUに高い負荷をかける処理は専門のパーツ毎に処理を分担させてしまうという発想のもと
分業の精度を高めて総合的なスピードアップを狙おうとした。
グラフィックボードにグラフィック処理は専門でやらせてしまうとか
キャプチャという「アナログ画像をデジタルに変換する」パーツでも
「ハードウエアキャプチャボード」というものができた。
メモリ二つに同時並行して処理させれば早くなるという発想のもと
メモリの「Dualチャンネル」ということもやりだした。
さらにはCPUも二つに分担して処理させれば早くなるということで
コアを二つもったCPUが登場してきた。
それが
PentiumDプロセッサです。
(DはDual CoreのD)
というわけで、パソコン選びをするうえで
最低限知っておいたほうがいいのがこれですね。
PentiumD
(Pentium Extreme)
(Pentium4 Extreme)
Pentium4
Pentium3
Pentium2
Pentium
は上から順番に性能がいい、ということ。
2006年8月の時点で売られているのは
PentiumD
Pentium4
だけですから
PentiumDのほうが4より性能がよいと覚えておけばよいでしょう。
それ以外のCPUでIntel Celeronとか
AMD athlon64というのを見かけることがありますね。
CeleronプロセッサはPentiumの下位ブランドで
ノートパソコンに多く搭載されています。
性能は
CeleronD
CeleronM
の順です。
CeleronDは
コアを二つもったCPUという意味のDではないようですけど。
いちおうDがデクスクトップPC、Mがモバイル
ということではないでしょうか。
AMDのAthlon64プロセッサは
Intel以外で唯一、といってよいほどの別メーカーCPUで
64ビットCPUだけあって早い。
ずいぶん前から3Dゲームのマニアからは
絶大な人気を得ていた。
3Dゲームをする人ならAthlon64のマシンを一度は使ったか
買うことを検討したことがあると思います。
現在はこれもコア2のものがあって
というか本家本元のコア2は
AMDのほうなのですが
Athlon64X2(コア2)
Athlon64
の順です。
ちなみにAthlonのプロセッサはとても小さいので
自作する場合、かなり怖いです。
CPUファン取付け、取り外しで
変なところに力が入りすぎると
コア欠けしやすい。
これ使って自作PC組むのは大変勇気が要ります。
大雑把に言えばですが性能は
Athlon64X2>Pentium Extreme>PentiumD>Pentium4Ex>Athlon64>
Pentium4>CeleronD>PentiumM>CeleronM
という感じですか。(異論があるかもしれませんけど)
同じ種類のCPUでも性能が違っていて
それを知る目安はこの三つの数字です。
「値段」
「クロック」
「FSB」
私のパソコンのCPUは2003年4月購入ですから
(今じゃあCeleronMにも負けるほどの遅いマシン)
Pentium4 2.53GHz(FSB533MHz)で
クロックが2.53GHz
FSBが533MHz
になります。
この部分の数字をみて
何を意味しているのか詳しくはわからんが
「とにかくこの数字が大きいほうが性能がいい」
と覚えておけば目安になります。
どうのこうの言って
結局一番正直なのは「値段」
なんですけどね。
Core
2 Duo(コア・トゥー・デュオ)プロセッサの登場
とまあ、ざーっとこの10年の話をしましたけど、
ここ数年、最大のライバルAMDの64プロセッサの性能がいいものだから
旗色が悪かったIntelのCPU。
PentiumDプロセッサを発売してこれに対抗してきたが
やはりAthlon64X2のほうが評判がいい。
そこで満を持して出してきたのが
Core2Duoこと、Intel® Core™2 Duoプロセッサなわけです。
特徴はこの3つ
1.コアx 2
2.スピードの飛躍的アップ
3消費電力の飛躍的な減少
コア2つ搭載したCPUですが
これまでのPentiumシリーズと全く違う発想からできたものらしい。
もともとノートパソコン用プロセッサとして開発していたものだとか。
ところが処理スピードが速くなっただけではなく
電力消費が格段に少なくなった。
「省電力=発熱量が少ない」
ですから、かなり有望なCPUかもしれません。
インテル自前のデータをお借りして比較してみます。
「インテル」:
http://www.intel.co.jp/performance/desktop/dighome/index.htm
http://www.intel.co.jp/performance/desktop/extreme/hd_videography.htm
このデータは
”Core 2 Extreme X6800(2.93GHz FSB1066MHz)プロセッサが
Pentium 4 Extreme Edition(3.73GHz FSB1066MHz)の2倍スピード
が速くなった”
という結果を示しています。
パソコン工房さんはもっと多面的にデータを分かりやすくグラフにして
示しています。
「Core 2 Duo E6700のデータ」
http://www.pc-koubou.jp/contents/special/c2d.php
これを見ると画期的なCPUだ、
と思えてきますね。
デクストップ用のCore 2 Duoは
Extremeとして特化されたX6800を含めて
5種類発売されています。
私のテリトリーの範囲内での価格は以下の通り。 |
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TSUKUMO |
パソコン工房 |
アプライド |
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クロック:2.93GHz
ソケット:Socket775
FSB: 1,066
キャッシュ:4MB |
Core 2 Extreme X6800 Box
\ 127,800(税込)
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Core 2 Extreme
X6800 Box
\ 129,699 (税込)
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Core 2 Extreme
X6800 Box
\ 129,800円(税込)
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クロック:2.67GHz
ソケット:Socket775
FSB: 1,066
キャッシュ:4MB |
Core 2 Duo
E6700 Box
\ 67,700(税込)
<¥65,980(税込)> |
Core 2 Duo
E6700 Box
\ 67,770 (税込)
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Core 2 Duo
E6700 Box
\ 64,800(税込)
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クロック:2.4GHz
ソケット:Socket775
FSB: 1,066
キャッシュ:4MB |
Core 2 Duo
E6600 Box
\ 41,240(税込)
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Core 2 Duo
E6600 Box
\ 41,200 (税込)
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Core 2 Duo
E6600 Box
\ 39,800(税込)
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クロック:2.13GHz
ソケット:Socket775
FSB: 1,066
キャッシュ:2MB |
Core 2 Duo
E6400 Box
\ 29,200(税込)
<¥27,980税込)> |
Core 2 Duo
E6400 Box
\ 29,351 (税込)
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Core 2 Duo
E6400 Box
\ 28,300(税込)
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クロック: 1.86GHz
ソケット:Socket775
FSB: 1,066
キャッシュ:2MB |
Core 2 Duo
E6300 Box
\ 23,940(税込)
<¥23,919(税込)> |
Core 2 Duo
E6300 Box
\ 23,914 (税込)
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Core 2 Duo
E6300 Box
\ 23,400(税込)
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(*価格は2006年8月29日現在
、<>内は会員特別割引ネット販売限定価格) |
これは2006年8月29日時点で調べた状況です。
いちおう最安値は赤字にしときました。
オープン価格なので随時変動します。
価格とラインナップ及び在庫状況は、
ショップで直接確かめてくださいねん。
続々登場するCore2Duo搭載マシン
Core2Duoプロセッサ発売に伴って
少しずつ搭載マシンラインナップが増えてきたように思います。
私の「テリトリー」の範囲内ではこんな状況です。 |
■Intel Core2Duoプロセッサ搭載デスクトップPC |
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TSUKUMO |
パソコン工房 |
アプライド |
エプソンダイレクト |
Core 2 Duo Extreme X6800 |
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Amphis MT720C2X
\299,980 (税込)
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Endeavor Pro4000
231,610円(税込)
〜 |
Core 2 Duo
E6700
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Endeavor Pro4000
181,860円(税込)〜 |
Core 2 Duo
E6600
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B30J-6370E
\179,800(税込) 〜 |
Amphis GS900
\169,980 (税込)
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Endeavor Pro4000
166,110円(税込)〜 |
Core 2 Duo
E6600 |
eX.computer
FFXI推奨
スペックモデル
\149,800(税込) |
Amphis
MT719C2D-GT
\139,980 (税込)
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Core 2 Duo
E6600 |
B30J-6360E2
\139,800(税込)〜 |
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Core 2 Duo
E6400
|
B30J-6340E
\99,800(税込)〜 |
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Endeavor Pro4000
150,360円(税込)〜 |
Core 2 Duo
E6300
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B31J-6330E
\79,800(税込) 〜 |
Amphis MT719C2D
\99,980 (税込)
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アプライドオリジナルBTOCore2Duo搭載モデル
169,800円 (税込) |
Endeavor Pro4000
139,860円(税込)〜 |
Core 2 Duo
E6300
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Amphis SL505C2D
\79,980 (税込) |
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(*価格は2006年8月29日現在のものです)
カスタマイズPCの価格はショップにより「最小構成」と「標準構成」が混在しているため構成にかなりの差があります。
単純に価格だけで比較できないのでご注意ください。 |
いちおう「私が買うとしたら」という前提で
これ以上は欲しいというCPU性能のボーダーラインの線引きをしています。
背景が水色になっている範囲が「私の」許容範囲。
けっこう贅沢なことを言っているかもしれませんが。
パソコンにはメーカー品のオールインワンモデルや
メーカーパソコンのオーダーメイド、
ショップのオリジナルBTO、さらには自分で部品集めて組み立てる自作
などがありますが、さすがに新しいものに敏感で
機敏なのはパソコンショップのオリジナルPCですね。
メーカー品はかなり反応が遅れます。
この秋モデルにCore2Duoの製品をラインナップさせるのは
難しいところがあるかもしれません。
部品の仕入れもかなり難しいようで
ショップものでも
「予約」「次回入荷待ち」
が多いようですね。
それだけ人気が高いということです。
エプソン・ダイレクトは、メーカーPCでありながら
かなり反応は早かったです。
しかしながらメーカー品なので、
値段がそれ相応です。
パソコンショップの部品集めて組んだオリジナルPCとは
比較しようがないところもありますから
値段だけで良し悪しは、はかれない。
最終的にはそれぞれの好みと判断
ということになってくるでしょう。
私は不恰好でも、ケースがでかすぎようとも
拡張性とスペックに興味がある
限りなくゲーマーに近く
自作派傾向の強いBTO派ですから
どれが欲しいかははっきりしている。
貴方はどれが好みですか?
パソコンを買うのはかなりのところ「妥協」によると思います。
もっと待てばもっといいものがでてくるはず、
というのはその通りで
待てば待つほどよいものが安く買えるけれども
いつまで待っても際限がない。
どこかで何かに妥協して買うしかないわけです。
そのタイミングが難しいと言えば難しい。
私はCore2Duoという画期的なCPUが登場したことと、
マイクロソフトの新しいOS WindowsVistaの登場が重なった
これからしばらくがタイミングとしては
かなりいいかもしれないと思っています。
貴方はどう思われます?
というわけで、
よい買い物ができることをお祈りしています。
(渡野川)
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1F
■メーカーPC(法人向け)
■ メーカーPC(個人向け)
■ BTO・組立てPC
■ パソコン部品・周辺機器
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4F
■贈りもの
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3F
■日用雑貨・ガーデニング
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2F
■セキュリティソフト
■ 本・DVD・CD・ソフトウエア
■ソフトウエア
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B1
■健康食品
■食材
■スイーツ
■酒・ワイン
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