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DELL(デル)ゲームPCカスタマイズ上の注意 |
DELL(デル)パソコンの毎週のキャンペーン情報発信が少し滞っているので、 今回はDELLのゲーミングモデルのご紹介というか、オンライン3Dゲームをしたい人がデルのパソコンを買う場合の注意点など少し書いてみたいと思います。 デルが販売するパソコンでゲーム用にカスタマイズできそうなモデルは 2007/5/19現在では以下の通り。 ゲーミングモデル・デスクトップ XPS 710 XPS 710 H2C ゲーミングモデル・ノートブック XPS M1710 XPS M2010 準ゲームモデル・デスクトップ Dimension 9200 準ゲームモデル・ノートブック XPS M1210 Inspiron 9400 高度な3Dグラフィックを駆使した最新のオンライン3Dゲームにはやや不向きだが、人気継続中の3Dゲームでグラフィック機能のハードルが低めのものならパッケージやカスタマイズ次第では楽しめる構成にできるのではないか、というものを「準ゲーミングモデル」と勝手に名づけて付け加えました。 [ゲーミングモデル・デスクトップ] [商品概要] Dell XPS 710(製品詳細) Dell XPS 710(見積・購入) チップセット:NVIDIA nForce 590 SLI [商品概要] XPS 710 H2C (製品詳細) XPS 710 H2C (見積・購入) チップセット:NVIDIA nForce 590 SLI ゲーム用パソコンを定義するのは今難しい状況にあります。 新OS、Windows Vista発売によるもので、ビスタ標準のDirectX10によるグラフィック面とビスタOSそのものの側面。 両方の側面から、どのゲームにも対応するようなお薦め構成は作りにくい。 個別ソフトの推奨スペックをよく調べてそれに合わせた構成にする「推奨スペックモデル」的なカスタマイズを自発的にやってもらうしかないほど。 Windows Vistaを積極的にサポートするソフトかXP用ゲーム用かでカスタマイズのやりかたも違ってくるわけです。 全般的な流れはビスタ・DirectX10へ向いているしDirectX10用グラフィックボードを積極的に売ろうとするハードウエアメーカー側からの力も働くので、Windows Vista環境で快適な動作を目指すのが前向きだが、現在の人気ゲームをプレイするのにVista化は絶対条件ではない。 今後ゲームソフトそのものがVistaに最適化したバージョンへアップグレードするかどうかでも決まってくるのでゲーマー側では決められない領域の話にもなる。 OSをXPにするかVistaにするかは買う側の判断に任せるしかなく両方を視野にいれて モデルもお薦めするしかないと考えます。 「XPS 710 H2C」と「XPS 710」はともに現状最もハイエンドな構成が可能なモデルで、パフォーマンスという面のみで言うなら上位 モデルであるXPS 710 H2Cのほうが動作は快適でゲーム向きと言えるが、消費電力との兼ね合いがありコストに見合うパフォーマンスを得られるかといえばそうとも限らない。 今後ゲームソフトのマルチスレッドプログラム化が進みグラフィック精度にはっきり影響するようになってくるなら別だが現状では総合的にみてコア2CPUのほうがコストパフォーマンスの点で向いているように思う。 よってハイパフォーマンスCore 2 Duoプロセッサを選べるXPS 710のほうを「ゲーム向き」としたい。クアッドコアをメインにしたXPS 710 H2Cのほうはむしろ動画エンコード、3Dグラフィック、CG制作向けモデルとしたほうがよい。 XPS 710 H2CはXPS 710の上位機種で、選べるCPUが現状クアッドコアインテルCore2 Extreme QX6700かX6800に限られる。(そのうちQX6800やQX6850も選択可能になると思うが。) DELLが開発したH2C冷却システムを装備したのがXPS 710 H2Cで電源容量も1000WとXPS 710の750Wより250W多い。 Core 2 Duo E6700なら600Wあれば十分だからこの電源の余裕をどう考えるか。 是非より好みの問題になる。 両機種とも現在(5/21)提示されているパッケージではOSがWindows XPに限られているが今後Vistaモデルのパッケージがでてくる可能性もある。 現在のパッケージをカスタマイズする場合、TV視聴・録画エンコードをPC使用の目的にしないならXP Media Center Editionを選ぶメリットは少なく、XP Homeですら十分だから、XP Proにするほうが適している。 搭載されたNVIDIA nForce 590 SLIは2枚グラフィックボードとりつけ可能なチップセット。 グラフィックボードはNvidia Geforce8シリーズが選択肢に並ぶので、上位のものを選ぶに越したことはない。 あわよくは2枚。 ゲーム用に薦める最低ラインがGeforce 8600GTあたりで、8500GTはボーダーラインというのが私の認識。 8500GTはファンレスタイプで7600GSに匹敵すると覚えておけばわかりやすい。注意する必要があるのはGeforce8600GTよりGeforce8600GTSのほうが性能が上、という点。 GTX>GTS>GT>GSの順だと覚えておくこと。 Geforce8はVista標準のDirectX10用グラボなので、それを乗せておけばVistaへアップグレードするのもやりやすいとは言える。 ゲーム向けPCは、OSがXPならメモリは1GBでも可2GB以上推奨、だがVistaなら2GB以上が絶対条件。 Vista OSがかなりメモリを喰う。 ハードディスクは、現状のゲームクライアントソフトが平然と4GBはあるので、容量が大きいに越したことはないが500GBや1TBは、Raidを組みたければ別だが、テレビ録画用構成なので、そこまでする必要は感じられない。 250GBか320GBを選んでおくのが適当。 [準ゲーミングモデル・デスクトップ] ▲ページのトップへ [商品概要] Dimension 9200(製品詳細) Dimension 9200(見積・購入) チップセット:Intel P965 DELLのデスクトップラインナップは、超ハイエンドなタワーモデルXPS 710の次がコンパクトタワーDimension 9200で 、間のハイエンドミドルタワーモデルがすっぽり抜けているのがつらいところ。 Dimension 9200はマイクロATXに匹敵するコンパクトタワー。 このタイプなら拡張性もそれなりにあって、インテルCore2Duoプロセッサを選択したときのみ、ゲーム向け構成にできそうなモデル。 グラボにNVIDIA GeForce 8600 GTS 256MB が標準になったものか選択可能なパッケージを選んで、XPなら1GB以上、Vistaなら2GB以上のメモリを積んでHDDを250GB以上に構成すれば、ゲーム用PCのエントリーモデルとすることはできる。5/21現在のパッケージはVISTAモデルしかないようだからメモリ2GB以上に構成しよう。 [ゲーミングモデル・ノートブック] ▲ページのトップへ [商品概要] XPS M2010(製品詳細) XPS M2010(見積・購入) チップセット:モバイル インテル 945 20.1インチワイド液晶ノートブック。 ATI MobilityRadeon X1800はノート用グラフィックチップとしては相当優秀なので、Core2Duo T7000番台のCPUがあればかなりのレベルの3Dゲームが楽しめると思う。 グラボは取替え可能な部品なので、今後のパッケージにRadeon X1800が必ず組み込まれるとは言い切れないが匹敵するかそれ以上のグラボであることは間違いないので、このモデルは安心していいだろう。 メモリはXPなら1GB以上が必須で、VISTAなら2GB以上というのはデスクトップと同様。ハードディスクはノートの場合120GBがゲーミングモデルの条件としているのでそれ以上の容量でカスタマイズすること。7200rpmのものを選ぶのが望ましい。 ただし、ゲーム用のパソコンとしてはデスクトップのほうが相応しいからノートでないとだめだという人以外は デスクトップにすることも考慮して欲しい。 [商品概要] XPS M1710(製品詳細) XPS M1710(見積・購入) チップセット:945PM Express 17インチワイド液晶ノートブック。 グラボは今後モバイル向けGeForce8シリーズが登場すればそれに替わるだろうが現状では最高水準のNVIDIA GeForce Go 7950 GTX 512MBが選べるのでそれとCore 2 Duo 7000番台のCPUを組み合わせればスペック面では十分ゲーミングノートと呼べる構成になる。 NVIDIA GeForce Go 7900 GSを選んでも今のゲームならたいていは大丈夫。 しかしCore 2 Duo 7600が優秀なCPUだと言っても、FSB1066MHzと667MHzではパフォーマンスの差は歴然としているので、グラボに凝るよりCPUをアップグレードするほうが望ましい。 T7600よりE6400、E6420のほうが明らかに上なのでデスクトップのほうが快適、という認識はもっておいたほうがいいでしょう。 ノートじゃないとだめだという人のみにおすすめするモデル。 [準ゲームモデル・ノートブック] ▲ページのトップへ [商品概要] XPS M1210(製品詳細) XPS M1210(見積・購入) チップセット:モバイル インテル 945PM Express 12.1インチモバイルノート パソコンの主とした用途は別で、ときどきちょっとしたゲームもやってみたいという人のみにおすすめするノートモデル。 難点から先に書きましょう。 XPS M1210は、CPUにCore2Duo7000番台を選べるハイパフォーマンスモデルだが、グラフィックが現パッケージで選べるNVIDIA GeForce Go 7400 256MBで やや弱いということと、 12.1インチモバイルノートでそもそも3Dゲームをしようということに無理があるということ。 最上位パーツを選んでなんとかオーソドックスな人気オンラインゲームはできるかといったところだが安心して薦められるわけではない。 実際にベンチマークを測ってみないとなんとも言えない。それでもゲームにも使ってみたいという人は最上位のパーツを選んでメモリ2GB以上、HDD120GB以上にカスタマイズして購入してみましょう。 ヘビーなゲームユーザーにはゲーミングノートモデルかデスクトップのほうをおすすめします。 [商品概要] Inspiron 9400(製品詳細) Inspiron 9400(見積・購入) チップセット:モバイル インテル 945PM/GM Express 17インチワイド液晶ノートブック 5/21現在販売されているパッケージにはATI Mobility Radeon ×1400が搭載されているがVRAMが128MBであるだけでなくその半分がメインメモリと共有なので、はっきりいってグラフィック性能が足りない。 Vista Home Premiumにとってすら不足している。CPUはCore2 Duoのコアクロック2GHz以上のものを選べるので、その点で幾分カバーできるがゲームのために買うことは到底おすすめできない。 3Dグラフィックが軽めのオンラインゲームならできないことはなさそうだからときどき息抜きでそれを楽しむつもりで買うならおすすめしてもいい。 ここでもメモリ2GB以上、HDD120GB以上が最低条件なので、 そのつもりでカスタマイズすること。 以上のようなことに留意してカスタマイズしてみてください。 (渡野川) |
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2007/01/15 ”パソコン選びの初歩の初歩” 003 「Windows
Vista 導入の手引き」 2006/11/19 ”パソコン選びの初歩の初歩” 002 「Intel Core 2 Extreme QX6700のお話」 特集メニュー DELLキャンペーン情報 |
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*[重要] この記事は2007年5月21日時点のパッケージとキャンペーンを参考にしながら書いたものです。 現在パッケージや、カスタマイズ可能な条件は大きく変わっている可能性があります。 今現在のキャンペーンやパッケージを、DELLサイトで必ずお確かめください。 最新のキャンペーン情報はこちら |