「ジョグと映画と本と将棋のお話」 ◇「耳より目より情報ブログ」 ◇サイトマップ  更新:2006/12/23

ダイレクトショップ百貨店 2006/12/13時点でのラインナップと価格です。

 特集 新シリーズ”2007年 初売りで買う! Vol.001- 1 2006年12月13日

地上デジタルテレビを買う!

〜 速報 Sharp液晶「AQUOS」
32v型フルハイビジョン予約開始〜


今回はシリーズの番外編として速報のようなものを掲載してみたいと思います。
合わせてこのシリーズを特集の新シリーズ「2007年初売りで買う!」の第一回にしてみたいと思います。

SharpAQUOS(アクオス)」の特集はすでに掲載しましたが、今回はその続編みたいなことにもなるでしょう。

シャープ「AQUOS(アクオス)」のGシリーズに、待望の、というか業界初の、と言ったほうがいいのか、32V型フルハイビジョン液晶テレビが12月22日発売予定になってまして、家電量販店のSofmap.comで、予約受付が始まりました。
それがこの二つのモデルです。



SHARP AQUOS LC-32GS10(32V/フルハイビ・タテSP)
\278,000(税込)
ポイント:27,800  10%還元
12月22日発売
[Sofmap]

iconicon
シャープ AQUOS LC-32GS10 icon
\278,000(税込)
ポイント:27,800  10%還元
12月22日発売
[Joshin]



■画面サイズ:32V型 ■画素数:1,920×1,080 ■輝度:450カンデラ ■コントラスト:2,000対1 ■視野角:上下左右176度 ■受信チャンネル:地上アナログ、地上デジタル、BSデジタル、110度CSデジタル ■映像入力端子:ビデオ4、Sビデオ2、D4端子2、HDMI端子2、DVI-I端子1 ■出力端子:モニター1、ヘッドホン1、光デジタル1、スピーカー端子、ほか ■その他端子:i.Link(TS)端子2、ほか ■消費電力:166W ■外形寸法:815W×663H×304Dmm(テーブルスタンド装着時) ■質量:約22.5kg(テーブルスタンド装着時)





SHARP AQUOS LC-32GS20(32V/フルハイビ・ヨコSP)
\278,000(税込)
ポイント:27,800  10%還元
12月22日
[Sofmap]

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シャープ AQUOS LC-32GS20 icon
\278,000(税込)
ポイント:27,800  10%還元
12月22日
[Joshin]

■画面サイズ:32V型 ■画素数:1,920×1,080 ■輝度:450カンデラ ■コントラスト:2,000対1 ■視野角:上下左右176度 ■受信チャンネル:地上アナログ、地上デジタル、BSデジタル、110度CSデジタル ■映像入力端子:ビデオ4、Sビデオ2、D4端子2、HDMI端子2、DVI-I端子1 ■出力端子:モニター1、ヘッドホン1、光デジタル1、スピーカー端子、ほか ■その他端子:i.Link(TS)端子2、ほか ■消費電力:166W ■外形寸法:991W×589H×304Dmm(テーブルスタンド装着時) ■質量:約23.0kg(テーブルスタンド装着時)

2つのモデルの違いは、アンダースピーカー(LC-32GS10)かサイドスピーカー(LC-32GS20)かという点です。

 

 
今回は特別に還元ポイントも参考値として書き添えておきました。
還元ポイントは実質値引きみたいなものですから、278,000円に10%のポイント還元なら、実質この新製品に、250,200円の初値をつけたということになるからです。

 
「業界初!」で画期的なのは、32v型でしかもフルハイビジョン(1920x1080)の液晶パネルを搭載しているという点です。
 
これまで液晶テレビのフルハイビジョンかワイドXGA(1366x768)かの境界線は、37v型にあった。37v型に両方が混在している、という状況だったわけで、32v型はワイドXGAに決まっていたわけです。ところがこの商品の登場によって、その境界線がひとつ下にずれてくることになる。

 場所をとらないでフルハイビジョンの鮮明な映像が楽しめるならそのほうがいいに決まってますから、というかでかいフルハイビジョンの画面がいいという人もいないことはないでしょうが、たいていは地上デジタル放送に強制的に切り替えることを迫られての買い替え需要で、大きな画面で悠揚とデジタルハイビジョン放送を楽しむのだ、というような気でテレビの買い替えをするわけではないので、見ることができればいい、あわよくばいい画質で、と思って買うはずだから、小さめで高画質のほうが需要が高いはずです。
 核家族化から少子化へと進行し、女の生涯一人暮らしに孤独死、というのが時代の潮流ですから、部屋もそれに応じた人数にふさわしい広さということになってくるので、大画面テレビの需要が伸びる方向には向いていません。
 だったら、37v型フルハイビジョンより、32v型フルハイビジョンのほうの需要が増える可能性は高いわけですよ。

 家電メーカーのサプライサイドとしては、画質の点で欠点の少ない大画面プラズマテレビを多く生産して高く売りたいでしょうが、昨今の日本の社会状況として、需要欠如(というか需要国外垂れ流しによる減少というほうが正しい)市場構造ですから、需要側からの力が市場力学的に強いわけで、そうそうサプライサイド(供給側)の思惑通りにならない。高画質で、しかも省電力、省スペースが求められるようになるでしょう。
 そいういうことがあるから、液晶テレビに専念して可能性を追求するSharpの企業戦略は、ひとつの賭けとはいえども的を射ているところがあるように私は思うわけだ。

 他のメーカーが、32v型を超えるサイズで液晶テレビはだめだからデジタル高画質テレビ放送時代にはフルハイビジョンはプラズマで見ましょうというのを尻目に、フルハイビジョンを液晶のみで追求するシャープは、32v型を超えるサイズのフルハイビジョンを供給し、同時に32v以下でもフルハイビジョン視聴が出来るようにして、他メーカーの見解を崩そうとしている。
 液晶パネルを生産して、よそのメーカーに供給する側の強みもありますが、シャープはさすがだなと思いますね。

 32v型フルハイビジョン液晶パネルは当面亀山工場のシャープしか作れないわけで、中国;台湾・韓国製の廉価なパネルの仕入れは望めないわけです。それをシャープから供給してもらうしか他のメーカーは手がない。これから供給してもらって、それを使ってフルハイビジョン映像を生成する制御技術を開発し、どれぐらいの短時間で製品化できるか、その技術力が試されるというというところもあります。
 まだシャープの製品が発売されていない段階ですから、その完成度がどの程度のものかは分かりませんが、その状況をみてからほかのメーカーは32v型フルハイビジョン液晶テレビ開発に着手することになりますから、可能な限り速やかに肩を並べるかそれを超えるような製品発売をするしかないわけです。
 遅れると、シャープの独壇場になりますので、需要がシャープ製品に偏ることにならぬとも限らない。

 そのような状況下で、この新製品にオープン価格で値をつけるのは、かなり難しいと私は思います。ひとつの賭けになるようなところもある。あるいは家電量販店の値付け職人さんの読みの鋭さがものを言う、ということになってくるでしょうね。

 競争相手が横並びで同じ程度の製品を売っているなら話は別です。
 販売現場の経験知的なものに任せれば間違いない値段で取引されるでしょうし、その経験知がなくても「激安!」と言いつつ 単に安さを比べて宣伝していればいい。頭を使わなくて済みますが、この件にかんしては少々事情が違う。競争する製品の発売時期が前後したり、その時間のずれがどの程度の長さになるか未知の場合、現場の経験知にすら頼りにくいところがあります。

 そこへきて、発売10日前に25万円の初値をつけて予約開始したSofmapの判断は、ひとつ注目するに値する。
 あるいは、その予約状況を見て、判断しようとしているのかもしれないが、ある種の英断かもしれません。

 32v型フルハイビジョン液晶テレビへの需要が多ければ、値段はそうそう下がらないでしょうし、早めに予約を入れても損はないでしょう。逆にそれほどの需要がなければ、普通に値段も下がってくることになる。そのどちらに向うか、買う側も読みと決断が要求されます。
 
 シャープの販売戦略がどの程度したたかであるか、それにもかかってくるでしょうが、昨今の家電製品オープン価格化で利益を出すには、生産数を限定してその数量に達したらすぐ次のモデルに切り替えて、値崩れを防ぐことを考える。(私なら考える)

 他社が同じ水準の製品を発売するころには次のモデル生産に移っている、というしたたかさがメーカー側にあれば、買う側のタイミングも難しくなってきます。
 待てば値段が下がる、というのは、製品の質がどこも似たりよったりの場合です。生産数量が限定的なら、消費者が望む価格まで落ちてくるまえに、売り切れる、という現象が起きてきますから、製品の品質にもよるが、販売前の予約価格とたいして変わらない水準で販売終了、ということも起こってくるかもしれません。
 そうなると、値下がりを気長に待つ、ということが得策ではなくなってきます。

 いずれにせよ、これに今予約を入れる人が勝ち馬に乗ることになるか、外れ馬券を買うことになるか、面白い買い物にはなるでしょうね。

 シャープが満を持して、ボーナス需要による購買力が落ちてくる12月22日にこれの発売日を設定したということは、戦略としての意図があるなら製品に自信がある、ということなかもしれませんし、自社製造液晶テレビ販売による利益より、パネル部品の供給による利益に重点をおいて他社と液晶テレビ製品で競争する気をさほど持たないなら、たまたま完成したのが今だから売り出してみた、ということなのかもしれません。
 そのあたりがパネルの独占的生産供給と、液晶ハイビジョンテレビの生産販売のどちらもやっているメーカーの意図の読み取りにくいところでもあります。

 というわけで、Sofmapの先行予約受付開始は、いろんな意味で、興味深いものだと思います。



上新電機


シリーズ”2007年初売りで買う!
・「地上デジタルテレビを買う」 1 〜Sharp液晶「AQUOS」32v型フルハイビジョン販売開始

特集「地上デジタルテレビを買う」 1 〜液晶テレビ シャープ「アクオス(AQUOS)
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特集「地上デジタルテレビを買う」 8 〜液晶テレビ 三菱「REAL(リアル)
 

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